LIO WORKS — CASE STUDY 01
「運用が下手」ではなく「構造」が原因だった
Google広告アカウントの診断
支出の6割超がコンバージョン0の検索語句に流れていた広告アカウントを診断し、原因の切り分けと再開手順をレポートで納品。そのまま初月の運用代行をご発注いただきました。
ご相談時の状況
広告費を投下しているのに申込が増えない状態でした。中間時点より直近のほうが獲得単価が悪化し、成約単価に対して構造的に赤字です。社内の見立ては「運用者の調整が甘いのでは」でしたが、結論は違いました。
やったこと
- 検索語句レポートを画面の上位表示ではなく全量エクスポートして精査(上位100件だけを見ると結論が変わるため)
- キャンペーン単位・語句単位で費用とコンバージョンを突き合わせ、無駄配信の在り処を金額で特定
- GA4とGoogle広告の数字を突合し、計測が信用できる状態かを検証
- 再開時の改善手順を、実行順に4ステップで記述
見つけたこと
1. 支出の62.5%が、1件も申込に至っていない検索語句に流れていた
コンバージョンが出た語句はわずか6つ。0のまま費用が出ていた語句は202個。最も高額だったのは個人の少額債権の売却検索が混ざる語句群で、クリック単価が最高値帯なのに成果はゼロでした。
2. 同じ検索語句に2つのキャンペーンが同時に出稿し、自社内で入札を競り上げていた
片方は獲得単価が全体平均の約1.7倍。停止すべきキャンペーンが特定できました。
3. 勝ち筋は存在していた。予算がそこに寄っていなかっただけ
「法人」「事業」を含む検索は獲得単価3,000円前後〜8,000円で取れていました。検索した本人が法人だと語句から確定するためです。逆に語句が短い一般語は目標の2倍超。予算配分がこの差を無視していました。
4. GA4側のコンバージョン計測が動いていなかった
成果として登録されていたイベントが、サイトが実際に送っていないものを指しており28日間で発生ゼロ。記録されていたフォーム送信も、入力の「開始」と「送信」が全チャネルで1件の狂いもなく一致しており、送信完了を捉えていない疑いがありました。この状態でLPを大改修すると、改修の効果が測れません。
結果
納品後、そのまま初月の広告運用代行をご発注いただきました。改善手順の実行に加え、インハウス化に向けた判断ルール表・チェックシートの納品まで含む契約です。やり取りは全てテキストで完結しています。
この事例で使った進め方
閲覧権限をいただければ、一次データの取得から分析までこちらで行います。資料のご用意は不要です。ご報告は専門用語を避けた文章と根拠の数字をセットでお渡しします。「なぜそう判断したか」が追える形なら、社内で運用を引き継ぐときそのまま使えるためです。