実験記録

AI検索露出の実験記録|個人サイトがAI検索に言及されるまでの日数

更新日: 2026-09-14

この記事は、当サイト lio-works.com 自身を対象にした実験の記録です。2026年9月2日に AI 検索向けの施策を入れ、その後、毎週月曜に同じ4つのクエリで検索して、回答文に当サイトが出るかどうかを数えています。週ごとの結果はこのページに追記します。取れなかった数字は「未取得」と書き、推定で埋めません。

施策投入、索引登録、週次計測、言及判定の4段階を左から矢印でつないだ図。1段階目は2026年9月2日のllms.txtと構造化データの投入、2段階目はSearch ConsoleとBingへの登録、3段階目は固定4クエリを毎週月曜に未ログインで検索、4段階目は回答文にサイト名が出るかの判定と引用元の記録。
図1:AI検索露出の実験の流れ

実験の定義

測っているのは「AI 検索の回答文に、当サイトが引用または言及されるまでの日数」です。検索順位や流入数ではなく、回答文の中に出るかどうかを見ます。

項目内容
対象サイトlio-works.com(2026年8月開設、施策投入時の公開ページはトップページのみ)
施策投入日2026年9月2日
計測エンジンPerplexity(未ログイン)、Google(AI による概要の有無)、ChatGPT 検索(月1回)
計測頻度毎週月曜 09:00。ChatGPT 検索のみ毎月第1月曜
記録項目クエリ、エンジン、言及の有無、引用元ドメインの上位3件
終了条件非指名クエリで言及が出た週、または開始から6か月

クエリは4つに固定しています。Q1からQ3は当サイトの名前を含まない「非指名」、Q4は名前を含む「指名」です。

番号クエリ種類
Q1広告運用 レポート自動化 外注非指名
Q2GA4 計測設計 代行 フリーランス非指名
Q3広告アカウント診断 個人 依頼非指名
Q4Lio Works 広告運用指名

入れた施策

2026年9月2日から3日にかけて、次の項目をサイトに入れました。どれも公開仕様のある標準的な手段で、独自の裏技はありません。

施策内容出典
llms.txtサイトの概要とページ一覧を平文で置く。ページ追加のたびにビルドで更新llmstxt.org
構造化データArticle、FAQPage、BreadcrumbList を JSON-LD で各ページに出力Google 検索セントラル
canonical と sitemap拡張子なしの URL に統一し、sitemap.xml を Search Console へ送信Google 検索セントラル
URL 検査公開のたびに Search Console でインデックス登録をリクエストSearch Console ヘルプ
Bing と IndexNowBing Webmaster Tools で所有確認し、公開 URL を IndexNow で送信IndexNow
www の統一www 付き URL を Cloudflare のリダイレクトルールで apex へ 301Cloudflare Docs

Bing への登録を入れているのは、ChatGPT 検索と Copilot が Bing の索引を使うためです。Google だけ見ていると、この2つのエンジンでの露出は測れません。

計測の手順

毎週同じ手順で取っています。手順を固定しないと、週ごとの差が施策の差なのか手順の差なのか分からなくなります。

  1. Perplexity を未ログインで開き、Q4、Q1、Q2、Q3 の順に検索します。回答が描画されてから10秒から18秒待ち、本文と引用リンクのドメインを記録します。
  2. Google で Q1 と Q2 を検索し、「AI による概要」が表示されたか、その中に当サイトが出たかを記録します。通常の検索結果に出た件数も添えます。
  3. 毎月第1月曜だけ、ChatGPT 検索で Q1 と Q4 を検索します。
  4. 合わせて Search Console の合計クリック数と表示回数、上位クエリを記録します。

Q4 を先頭にしているのは、Perplexity の未ログイン環境では2クエリ目以降にサインイン画面が出ることがあり、最初の1件が最も確実に読めるためです。

週ごとの結果

週日付Perplexity Q1Q2Q3Q4(指名)Google AI 概要 Q1 / Q2ChatGPT Q1 / Q4
W09月2日言及なし未取得未取得未取得未取得対象外
W19月2日 夜言及なし未取得(サインイン画面)言及なし未取得(サインイン画面)表示あり、言及なし / 表示あり、言及なし対象外
W29月7日言及なし言及なし言及なし言及あり表示なし / 表示なし未取得(描画が止まる)
W39月14日言及なし言及なし言及なし言及あり表示なし / 表示なし対象外

W2 と W3 の引用元ドメインは次のとおりです。当サイトが引用されたのは指名クエリ Q4 だけで、W2 は lio-works.com と note.com の2件、W3 は lio-works.com の1件でした。W3 の Q1 は回答本文は読めたものの引用リンクが描画されず、ドメインは未取得です。

クエリW2 引用元の上位3ドメインW3 引用元の上位3ドメイン
Q1lancers.jp、tokumei-gakari.com、inhouse-plus.jp未取得(リンク非描画)
Q2conmark.jp、lancers.jpconmark.jp、itpropartners.com
Q3geo-code.co.jp、lany.co.jp、lo-ads.comkwm.co.jp、geo-code.co.jp、digital-plus.co.jp
Q4lio-works.com、note.comlio-works.com

Search Console の数字も並べておきます。サイト開設からの累計で、W2 は 8月27日から 9月4日、W3 は 8月27日から 9月11日までの集計です。

指標W1 時点W2 時点W3 時点
合計クリック数122
合計表示回数21327
平均掲載順位5.522.136.1
上位クエリデータなし「広告レポート自動化」表示2、「広告レポート 自動化」表示1「広告レポート自動化」表示5、「広告レポート 自動化」表示5、「広告レポート ツール 比較」表示2

ここまでで分かったこと

施策投入から12日の時点で言えることは3つです。

平均掲載順位が 5.5 から 22.1、さらに 36.1 に下がったのは、表示回数が 2 から 13、27 に増えて、順位の低い表示が母数に加わったためです。順位が落ちたと読むのは早計で、まだ表示回数が少なすぎます。

判断基準

この実験で「効いた」と言うための基準を、先に決めておきます。

判定条件
効いた非指名クエリ Q1からQ3 のいずれかで、2週連続して言及される
部分的に効いた指名クエリ Q4 のみ言及され、非指名は0のまま6か月経過
効いていない指名クエリでも言及されない状態が4週続く

「1回出た」を成果にしないのは、Google の AI による概要の表示自体が週で変わるためです。

よくある失敗

実験を回して実際に起きたこと、または起きかけたことです。

次回更新予定

次回は 2026年9月21日(月)に W4 の行を追記します。毎月第1月曜(次回は10月5日)には ChatGPT 検索の結果も加えます。

同じ手法で自社サイトの露出を測りたい場合や、計測の設計だけ相談したい場合は、お問い合わせからご連絡ください。サイト全体の自動化の考え方は、広告レポート自動化の方式比較にまとめています。

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