広告の数字と売上の数字が別々の管理画面にあり、広告の貢献を確かめる手段がない。そうした状態の事業者様に対して、データを1枚にまとめ、月次で判断できる形を作った事例です。
守秘のため、業種、商材、期間、金額、数値はすべて伏せています。整備の構造と進め方は、実際の案件のとおりです。
図1:データを1枚にまとめ、月次で判断する流れ
ご相談時の状況
自社サイト以外のチャネルで販売している事業者様で、広告媒体の管理画面と販売チャネル側の売上レポートがそれぞれ別の場所にありました。数字を突き合わせるたびに手作業が発生し、しかも値引きや季節要因のような広告以外の要因が売上に混ざるため、前後比較だけでは広告の貢献を切り出せませんでした。広告をどの水準まで続けるかの基準もなく、効果を確かめないまま予算だけが動いている状態でした。
やったこと
- 取得の自動化:各管理画面の閲覧権限の取り方を手順書にまとめ、広告レポートの取得を自動化しました。複数のデータソースを1枚のダッシュボードに統合しています。
- 月次で見る指標の固定:追いかける効果指標を1つに絞り、その指標がどこまで下がったら相談するかを事前に決めました。広告の出稿日と日別の売上を重ねて表示し、値引きなどの施策期間との重なりも図で分かるようにしています。推定値は幅を持たせ、前提の置き方が違う複数の見立てを並べて示します。
- 広告を止めて測る検証の設計:広告以外の施策がない平常期間に出稿を止め、止めた期間と出した期間の売上を比べる段取りを月次の運用に組み入れました。広告そのものの効果を、他の要因と切り離して確かめるためです。
整備が終わってからの運用
- 広告経由の売上が月次で幅として数値化され、続けるかどうかを根拠を持って決められるようになりました。
- 発注側の手作業は、月次のレポート確認だけになりました。
- 毎月、優先度を付けた改善提案をお出しし、発注側は可否を返すだけで運用が回る形になっています。
この事例をどう読むか
ここでご紹介しているのは、売上を伸ばした実績ではなく、判断できる状態を作った実績です。広告の効果そのものは、整備した仕組みの上で継続して測っています。測れていない段階の成果を、あるかのように書くことはしません。
この事例で使った進め方
各管理画面の閲覧権限をいただければ、取得の自動化からダッシュボードの構築までこちらで行います。関連するサービスの範囲は、広告レポート自動化の外注をご覧ください。ご相談は、トップページのお問い合わせからご連絡ください。
よくある質問
- どのデータソースを統合できますか?
広告媒体の管理画面、販売チャネル側の売上レポートなど、閲覧権限があるものはAPIかエクスポートで取得し、1枚のダッシュボードに統合できます。 - 整備後の運用に手間はかかりますか?
更新は自動です。発注側の作業は月次のレポート確認と、改善提案への可否の判断だけになります。
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